4log

Sonny Boyメモ

2023/09/06

etc メモ

2022年夏と2023年秋
2周目は1話ごとに書いてある

観た経緯: toeの曲提供
挿入歌担当の件は何かの記事で知ってたのに見るの忘れてた→サニーボーイ・ラプソディ聴いて初見で気に入ってアニメも気になったから見てみた

2022

1話-4話

難しいけど画作り良いし面白そう 感想ログが一切なかったので2周目以降に1話ずつ書くつもり
瑞穂のキャラ造形の意外さと明星の不穏さとラジダニの有能っぷりは覚えてる

瑞穂のひねくれ具合が10代の現代的な少年少女のそれで愛おしさを感じる

5話-8話

SonnyBoyで観測者文脈が出てきたから嫌な予感したけどやっぱり「オリジナル」「オリジナル以外」をお出ししてきて頭抱えた これどう着地させるの?
6話で長良達がディレクターズカット版作ってる時に希がプロジェクターの前に立って像が遮られるカットがあって、あれは希が卒業式の空間にいない(=世界に存在していない)のを示していたのかな……みたいなことを考えていた
希の明るさ好きだ~って思ってた矢先に死を持ち込まれるの容赦ない

1話からずっと明星が不穏だけど彼は意思を持つ操り人形的な不安定さがあるしそれに比べてあき先生は迫力あってシンプルに怖い
→明星は自分の意思だけで動けるようになった、よかった
漂流者たちがオリジナル以外ならそれを知ってる側の人間的には出てこられちゃ困る 出れないんじゃなくて基本的に出れない(出られると困る)ではある
理不尽に抗う人間が好き

間に合えなくても未来がある残酷さも何をしようにも未来が閉ざされている残酷さも平等すぎて嫌になるな(8話)
長良はまだ間に合えるし未来に向かうことができる
やまびこは変われなくて間に合えなかったって言ってたけど光のある外(闇の外、自分の外)に出ていけたし意味はあると思う

7話の塔の話もそうだったけど流れている時間の差が中学生には重すぎやしないか
数千年も概念世界にいて、観測者がいないと可視化すらされない あまりにも永すぎてイメージが湧かないけど
序盤でも出たけど漂流する世界って漂流者の誰かが作り出していたり本人の内面が具現化されていたりっていうのが分かりやすく提示されている

不安定な中学生の心象に未熟で危うさのある青や素直で抜けるような夏というモチーフをぶつけるの正しすぎる

8話で闇と光を重点的に描き出していた印象があるけど前読んだ本で光を希望ではなく眩しいものや現実として喩えていてそういう意味合いにも捉えられる

9話-12話

瑞穂(おそらく瑞穂たち)16なの?中学生なのに?
↑逆に2年のブランクで済んだならそれはそれでよかったのか

「自分の生き方くらい自分で決める」希や瑞穂、先生に乗っているのか乗せられるのか分からない立ち位置にいる朝風の対比よ
長良は自己が薄くてフワフワしてたし希はいつだって未来を見ていた
4人とも対比になるんだけどその違いが色濃く出ている

10話ラストで希が“死んだ”時声が出なかった 誰よりも光に手を伸ばし続けていた彼女が、という……

あの4人の中では希が異質に見えるけれど彼女も普通の人間だし普通の中学生だということは明らかで
救いだったのはコンパスが希の見た光を長良達に示してくれたこと 希だけに見えた光が長良たちにも見えた→彼らも変わる、変わることができる

最終話でサニーボーイ・ラプソディ流れたところ鳥肌立った
間違いなくあの時彼らは希望に手を伸ばしていたよ そこには希もいたんだ……という……

朝風が必要以上に引き留めないのがまたいい
彼なりのけじめのつけ方と言うか まあ長良に怒りをぶつけてはいたけれども

12話で現実世界に帰ってきた時曇天模様で雨降っててグレーな色調だったの、“現実”って感じだ
漂流世界の鮮やかさと現実の低彩度の描き分け
長良がグレーの傘で周囲に溶け込んでいて瑞穂や希は目立つ色のを持ってる設定好き 存在感と演出

長良は鳥を見捨てなかったけど、希との「もう一度友達になりませんか」が現実になることはない
現実世界で劇的な事は起こらないし、人一人の力で世界を変えることはできないし、何かを起こさない限り特別な人間になんてなれやしないけど、自分自身と自分の生き方を変えることはできる(瑞穂がいてくれてよかった)
現実的で普遍的な着地の仕方をしているけどそれがいい 現代的なアプローチだよ

そんなもんだよな、と思ったけど長良的には希が生きていただけでもよかったって思ったのかな どうかな

割と断片的にストーリーが進むのと世界設定が複雑なので1周程度じゃ理解できなさそう
でも中学生の少年少女の漂流って時点で面白い
中学生の未熟さ不安定さを示す青と夏の抜けるような青をかけたビジュアル、アクリル調だったりデジタル的だったり最近のアニメ作品にしてはかなり自由な背景美術で既に映像から楽しめる印象。あっさりめの絵柄も好み
あとは音楽が良かった 音楽のいい作品はそれだけで素晴らしいしそもそもtoeを呼んだ時点で“分かってる”んだよな~(何?)

20230906

1話

最初のカットで寝っ転がってる長良と上から見ている希の構図
最初に長良と希、猫(→瑞穂)は揃うけど朝風だけいないね
猫がいるのに猫の毛じゃなくて鳥の羽なの、序盤から長良と希の接点を提示していて上手い

「ユートピアなのかな?それとも、地獄?」

希の方が主人公ムーブしてんな~ 性格的に

長良はぼんやりして置いてかれるだけだけど希は自分の意志で教室の統率に迎合していない。主体性からして違う。

「自分に大した力がないから嫉妬してんのか?」
「それって現実じゃ通用しない力でしょ」
どちらも正しいけどここは超能力があるからなあ

「僕らは犠牲者なんだよ」
明星は既に誰かの意志で漂流していると気付いてる

白紙の進路用紙と薄っぺらい言葉を並べる先生、やだな~

曇り空側にいる長良と青い空を背にする希も画や立場が対比してる。この時点で憧れが見える

2話

一度壊れたものは壊れたまま
人間の怪我は治る、というかなかったことになる

瑞穂が2chみたいなやつ見てるのそれっぽい

正しいことを言っても圧力に追いやられるのはよくある
瑞穂が孤立しているのも“そうするしかないから”仕方なくしているところがありそう

「君は鳥を見殺しにした」
「誰かに見捨てられたことが、誰かを見捨てる理由になるの?」

この後に瑞穂の猫を助けたり彼女に謝りに行く長良、えらい

3話

希のコンパスは世界から見た相対位置?

長良、察しが悪いし反応鈍いし瑞穂にレーダーで叩かれかねないよなあ

等価交換のルールも労働も現実に則ってる辺り現実と地続きになってる

「漂流前から能力が使えた」
漂流以前に時間が止まってた?

明星と神の声

マグロ缶じゃなくてチュール持ってきてご飯抜きにされる猫、おもろい

能力リスト、明星が作った割には雑じゃない?

漂流でずっと朝風が長良に当たり強いの、長良がそう思い込んでたのかな
瑞穂の「朝風をクソ野郎だと思ってんだろ」が図星なところに現れてる気がする

布で世界が切り替わる演出いいな

長良や瑞穂達が暗幕浮かせて破った後に朝風がカーテン=暗幕を閉めるの秀逸な演出
自分の中に閉じこもる朝風

4話

長良だけ黒い水面?に飛び込めないしいかにも押されないと飛び込めないキャラっぽい

野球回きたな
長良が野球そんなに上手くないのわかる
ボール取れてなくて草

やっぱり説明頭に入らねえよ

瑞穂と希めちゃくちゃサル見たがってるな
疑ってんのか?って言われて長良が否定しつつ明らかに疑ってるの分かりやすい

「自分に期待したことなんて、ないし」
この長良の本音といいやっぱり長良が自分と向き合って受け入れる話なんだなあと改めて感じる
周囲の人々も長良のバイアスがかかっている気がしなくもない

ブルーの話が長良たちの野球とは重ならなくても漂流や長良個人と重なっていくの熱い

長良、サルを見たからこそ打てなくてもバットは振れたのかな

最後のあき先生のインパクト強すぎる

5話

「長良を見てると、もうすぐ帰れる気がするよ」
長良の能力ってより長良自身が人間的に成長していることを瑞穂は分かっている

長良が言い返せないのも教室から責められるのもつらい

希も長良も能力があるかどうかは人間の評価に影響しないっていう考えは同じなのに長良は悲観するし希は前を向いていて何でも成し遂げられると信じている

誰かを悪者にしないと安心できない人たち
「あんな家だけど本当は帰りたいと思ってるんだ……」

いくつもの世界を作り出す長良

あき先生が長良は逃避しているって言ってるの、長良は信じようとしないけど長良が自分ともクラスメイトとも向き合わず逃げているのは事実だよな

6話

映画館で映像が連続する演出好き

Sonny Boyが長良自身の心象風景だとして、「漂流の先輩」がいるのは長良が手遅れにならないため?

ピンボケの演出といい動画加工といいメタい
観測者の長良が見ることが重要

「未来ならいくらでも変えられる」っていうのが希らしい

長良が「結果が決まっていようが、僕は逃げない」って言えるようになったのえらいな~

明星が神の声を過信したあまり操り人形になっていて怖い

長良の家、親がお察しなのがなあ

やまびこは先生はいないはずだと言う。なら誰?どこから来た?

光はすぐそこにあると言った希が映写機に逆光で照らされる演出も、現実の希がいなかったのもやっぱりつらいよ

「可能性の箱を開けているだけの観測者」

7話

長良と二つ星どことなく似てる気がしたけど二つ星に限らないかも

ブロックで塔を作る
“天国への塔”とお宝のかみ合わなさに気付いていない
塔なんか完成しなくてもいいのかもな

夢を追う二つ星、あるかどうかも分からない天国、完成するかも分からない塔
長良はいつも後ろから俯瞰するしそのせいで間に合わない
二つ星が糸に取られて間に合わなくなったのもそう

明星はもう神の声を聞かないことにしたの?

逆さまにならないと入れない世界っていうの面白いな
裏側にある希望には誰も気付かない
幼少期に長良にコウモリなんかにはなりたくないって言われても恨まないの優しいな

長良が希に帰りたいかどうか聞くシーンも
希が帰りたいって即答できないことが全てな気がする。瑞穂から聞かれた時もそうだったし
流石に可能性であれ死ぬ現実を突きつけられて平然としていられないよね

ラジダニと別れる時 瑞穂がちょっと寂しがってるのいい

8話

やまびこ

過去シーンの低彩度な雰囲気好き 薄い空に青緑がかった影、黄色っぽい緑
過去で明らかに別

いつも影の中にいるやまびこと、窓の外の光から見えるこだま
ここでも鳥が出てくるの、長良と希を連想しなくもない

海から這い上がってくるこだまちょっと怖いよ!

瑞穂がやまびこチョロいな~って思うのと反して長良は若干共感してるの自分の境遇と重ねてる?
「僕らはね、前にしか進めないんだ」
こだまが疫病に見舞われるのも希が死の可能性に直面するのも近いものを感じるな

こだまを信じるあまり彼女を否定できなくなったのがやまびこの弱さだった、というか出会ったせいで弱さが生まれたんだ
「自分の殻を破って外に出ればよかったんだ」
外を歩いてきたやまびこがこだまの優しさに絆されて世界の内にも閉じこもってしまったのが……
やまびこが何年かかっても外に出られたことは救いだな

「一緒に寝ていい?」の瑞穂の優しさよ

9話

猫が喋るところの会話人間味あってやだな
人間を前に黙って外に出てくるのおもろいな

おこたって言う瑞穂かわいいね

双生児 髪の毛で争うなよ~

朝風ってちょくちょく子どもっぽいところある

コピーにも揺らぎがあるって長良たちにも言えるのかも
生きもののコピーは倫理的に無理→あ~

猫、元の世界では一緒に暮らせない?

瑞穂の言葉が届いていたら二人が和解できたのかもしれない。ま~た間に合ってないな
あき先生、本当はソウとセイジが相打ちになることを見越して銃を渡したとか

長良が希に感謝を伝えられてよかった

希が白い猫が一番賢そうなの直感で分かってるのいい

10話

戦争の話があって戦地への紹介状、ねえ

朝風って最初から長良に当たり強いな
ちょっと性格悪い、じゃなくて性格悪すぎんか?
でもちょっと子供っぽいところも希に一途なところもかわいいね
朝風の心を読んで尚好意を寄せる骨折、悪い人に騙されないうちに幻滅しておいた方がいい気がしなくもないけど朝風がああいう風なのは歳が歳だからしゃーないところはありそう

ニャマゾンは瑞穂の能力そのものでない
じゃあ瑞穂は?

希がようやく変わり始めた頃に10話のこれよ

朝風くんの活躍見たいよね!に少しも同意しない希、好きだ
希にいい顔しようとしてるの、告白されるずっと前から分かってたんだろうな

挿入歌の「誰にも掴めない風になりたい」が希へのあこがれを示しているように聞こえる

希がスマホを投げ捨てることと朝風との決別
希が自分の運命を受け入れるって言うのがすごい。眩しすぎる
朝風も希に憧れていた
朝風が希を前にしてようやく自身を変える決心をしたのに、長良が光を見せるって言ったのに……
朝風、能力で希を助けられなかったんだろうけどこれが希を助けないという希の選択を受け入れられなかったから

11話

10話終盤から希の葬式までがあっさりとしてる気がしたけどちゃんと弔ってた
葬式での長良どんな顔してたんだろう(途中まで意図的に見せていない)
送り出してから瑞穂が泣いてるの分かりすぎる
黙って隣にいてあげる長良優しい。今の長良だからいてあげられるんだろうな

ラジダニちょっと老けた?→2000年くらい経ってる 覚悟が違うな

釣りのシーンをもう一回持ってくるのずるい

瑞穂、クラスメイトから距離を取りがちとはいえ長良や希たちとはうまくやってたし、ラジダニの事は素直に尊敬してそうなのがいいな

ラジダニが行った世界や見た絵の話、現実を受け入れなかったのは一つの解釈で、見方によっては理想を投影していたともいえるかも。逃避だけじゃない気がする

発明家の話
目の前にあるものを受け入れる 死というか悟りを開いたともいえる
回想の人間が明星っぽい

ラジダニが差し出したコンパス 希の意志は生きているって言うには十分すぎる

未来が分からなくても帰ったら何したい?って聞く希、考えてないよと返す長良
長良は境遇が境遇だから未来に希望を見出せないのかな 悲観的というか
過ごした現実はなかったことになるかもしれないとずっと考えているのも長良らしいというか
「もう一回、私と友達になってくれる?」のところじーんとくる
そこから一転して夜の暗闇のシーンなのが……

過ぎた時間は戻らない、現実がどうかはわからない
瑞穂が猫を置き去りにしたことと元の現実に猫がいないことが重なる

12話

前も描いたけど現実のシーンが低彩度で眠たい画で、雨と曇り空で、一件味気ない「現実」なのが呆気ない

ハワイ旅行の写真を見て一瞬漂流を思い出す長良

学校のシーンでやまびことこだまが一緒にいるのうれしい

瑞穂の「は?誰」が長良を試しているような気がしてならないよ

ぶつかられて怒られるのもバイトで指摘されるのもゴミに八つ当たりするのも、長良と希の道が交差しないのも「現実」すぎて辛いよ
帰って一人で半額弁当食べるのも、暗い部屋に戻るのも……
望んで戻ったはずだったのにね これを先に描くのずるいし上手い

ゴンドラの生活感好き

朝風が最後の最後で長良達を止めに来るの、ある意味では過去の長良で彼らが同じ境遇ではあったからなのかも。能力持ちって意味では

ラジダニは森になって←これ今聞いても何?ってなる

サニーボーイ・ラプソディのサイレンから入って朝風が長良にコンパスを託すのいいな

過去の映像を分解して素材に使う演出 過去を渡り歩きながら世界を再構築しているようにも見える

祖母の葬式も猫との別れ(=現実)があっさりしてて怖いしこれが現実なんだって思い知らされる
瑞穂も瑞穂で漂流できないか学校を回ったりコップを割ったりしてる描写があるのがな~
コップを割った事実はなかったことにはならないし、漂流した事実は記憶として現実の中に存在している

「どうせ僕たちに世界は変えられない」を長良自身が受け入れてた上で何かアクションをするかしないかって事なんだろうな
そもそも長良が帰ろうと思えたこと自体が物凄い変化なのだけれども。ゴンドラの外を走る長良は間違いなく希の見出した希望と、自身が現実と向き合う覚悟を持っていたんだと思う

長良が仲良さそうな希と朝風を横目に去るのが本当に切ないけど長良自身はそこまで期待してなさそうというか、諦観も何もなくフラットに受け入れてそうではある(少し期待していたかもしれないけど)
朝風、現実世界だと漂流時ほど傲慢じゃなさそうなのと能力がないとパッとしないところは長良と同じ側な気がする
瑞穂の最後の「大丈夫だ」も長良が鳥の様子を見たことも、(たとえ友達になるまではいかなかったとしても)希が長良に声をかけたのも救いだ
世界も現実もそう簡単に変わらないけど自分はいつでも変えられる。変わるのは自分の意志で長良も変われる(た)んだろうなって思えるラストだった